技術のスピードアップと人のモラルアップ(週間!木村剛)

カメラ付き携帯電話の乱用については、これまで指摘されてきたプライバシー侵害の問題のほかに、産業スパイの問題を懸念する動きも顕在化してきている。具体的な規制の取り組みを探ると、イギリスではプライバシー侵害や小児性愛者から子供を保護するという観点から、学校やスポーツクラブのシャワー室やロッカールームなどの場所で、カメラ付き携帯電話を持ち込むことを禁止しているという。アメリカの議員の間では、カメラ付き携帯電話によるスカートのぞき写真などの盗撮行為を処罰する法案を検討する動きもある。韓国では、カメラ付き携帯電話の乱用防止のために写真の撮影音や露光装置の搭載が義務付けられた。イタリアでは、政府情報監視機関がカメラ付き携帯電話の使用に関するガイドラインを出し、撮影した画像をみだりに不正目的で外部に流さないように指導しているようだ。

実際に、某大手自動車メーカーでは、カメラ付き携帯を所持している場合、警備員に預けないと入室できないという話を聞いたことがあります。
また、海外の話ですが、法廷への携帯電話の持込みを禁止する動きが出ているようです。
Cell phone cameras getting day in court--or not(CNET)