SNSにおける社会工学考

「国内におけるソーシャル・エンジニアリング実態調査」(IPA/ISEC)(PDFファイルなのでご注意を!)

「東京工大百年史」の「社会工学科」の章から抜粋すれば、社会工学科の目的
には、
「社会生活の開発計画に活用しうる人材の養成を目的とし、専攻分野の学問的基礎を確立するばかりではなく、今日わが国が直面する都市開発、公害対策、地域格差是正などの緊急課題に解決にも、関係する諸学科と協力して貢献しようとするものである。」と、うたわれている。

とありますが、実際のところ、

Social Engineering(社会工学):
n. クラッカー達や、ソフトウェアよりもウェットウェア(人の心理・脳)の弱点を突くクラッキング技術を持った人の間で用いられる用語で、その目的は人をだましてパスワードや目的のシステムのセキュリティーを危うくするような情報を引き出させること。
ほしい情報を持った人に電話をかけ、緊急の用件を持った技術者や同僚のふりをして騙す古典的詐欺。
http://www.members.tripod.com/~ayanamiz/shakai.html

として定着している感があります。一方、SNSなどは、前者の意味で「ネットを使った実験場」として利用されているんじゃないかと思います。要は、映画「Matrix」の中の仮想的世界ですね。