医療の進歩について

体内時刻測定が医療を変える! [コラム](週間!木村剛)さんのエントリで、

体内リズムとは生物に備わる昼と夜を作り出す1日のリズムのことで、睡眠や覚醒、血圧や体温の変動、ホルモン分泌といった生理機能を24時間リズムで管理しているという。このリズムが乱れると起こる症状として代表的なものが時差ぼけで、また不眠症やうつ症状、登校拒否症や夜間徘徊などもその例として挙げられている。

とありますが、「体内時刻の測定技術」を発見したことは、極めて画期的なことといえるでしょう。しかし、現代の最新科学技術をもってしても、解明されていない事実はまだまだたくさんあります。五木寛之さんの「人生案内」(ISBN:4041294320)では、

人間はもともと病気のかたまり
禅宗のお坊さんに言わせますと、人間というものは「四百四病の巣」なのだと』

とあります。「死」というものは避けられない「宿命」だと考えています。その「宿命」を、いかに自分が受け入れることが大事なのではないかと、最近は考えています。
また、

例えば、ある治療薬を使用したとき、その薬が効き目を現わすには、薬の成分が体内で代謝されずに残っていることが必要になるが、代謝の速い人は薬の成分がたちまち少なくなりよく効かない。逆に代謝があまりにも遅いと、体に薬の成分が残りすぎて、副作用が出てしまうことになる。アルコールに強い人と弱い人がいるように、同じ病気の患者でも、Aさんに効く薬がBさんには効かないという事態が生じるのだ。

人間一人一人が異なる遺伝子情報を持っているので、これは当然のことといえるでしょう。できる限り、化学的に調合した治療薬を飲まずにいられることが、自然な姿ではないのかなぁ、とふと思いました。