VI(Visual Indentity)の時代到来?

先日、某勉強会にて、デザインの視点から見た企業ならびに個人の「デザイン」の重要性を学ばせて頂いた。最近では、Webサイトがいわゆる「企業の顔」であるという認識が広がりつつある。単に、見てくれのデザインが優れているだけではなく、企業の「DNA」を具現化するものとして、Webサイトを構築することが大事である、という趣旨であった。最近では、カタログやロゴに至るまで、それを目にすることで、何を訴えたいかが視覚的に認識できるまで考えている企業が、この弱肉強食の時代を生き抜ける、というものであった。その最たる例が、Appleである。Steve Jobsの圧倒的なカリスマ性の元、かのAppleは大躍進を遂げている。
一方で、個人を最大限に高めるものとしての「デザイン」、つまり、「自己ブランドの確立」が最も重要である、ということが一番の気付きであった。欧州やアジア(例えば、韓国など)では、個人を「デザイン」することを真剣に採り入れているようである。
まだまだ、わが国では個人を「デザイン」する、という意識に欠けているらしい。まず、立ち居振る舞いに始まり、ファッションを変え、最終的には個人の内面(心のあり方と言えば良いか?)を「デザイン」することこそが、個人を最大限に高めることになるようだ。欧米では、必ずといっていいほど、専属の「コーチ」や「カウンセラー」をブレインとして脇を固めていることは周知の事実である。一方、わが国はこのような風潮をむしろ毛嫌いしている感すら覚える。いずれは当たり前のように「コーチ」や「カウンセラー」の助言を元に、自己を高めていく時代になっていくのであろうが、今の日本にはまだそのような土壌が形成されているとは言い難い。そういった意味も踏まえて、VI(Visual Identity)が今後大事な要素(Factor)となってくるのではないだろうか?
8/27のエントリでも書かせていただいたように、資格取得は、あくまでも取っ掛かりに過ぎない。個人を「デザイン」することを念頭において、資格取得後の身の振り方まで明確にイメージできることが重要であると考えている。