CMのパラダイムシフト?

テレビ朝日博報堂ドラマーシャルというものを始めるそうです。第1話から第4話までコンテンツが揃っており、それぞれスポンサーが異なっています。アイデアとしてはなかなか面白い仕掛けだと思うのですが、問題はやはり放送時間帯と購買層だと思うんですよね。コンテンツとしては斬新だと思うのですが、実際これを観る人たちが購買ターゲットになるかというと、そうではないのではないか、と個人的には思っています。
キムタケさんのコラムテレビとCMの恋愛関係は何処へ行く? [コラム]でも以下のように言及されています。

テレビのみならず新聞・雑誌などのメディア産業においては、パラダイムシフトが起こる予兆が各所でみられている。個人的には、ここ数年で大きな業態変化が起こるのではないかという予感を持っている。従来型のテレビCMに限界が見えはじめたなかで、広告とコンテンツをどう融合させていくか、一視聴者としてテレビCMの将来については特に注目していきたいと考えている。

価格.com@cosmeなどの口コミサイトが最近話題になっています。人間の心理とは妙なもので、これらの掲示板に書かれた情報を見て、評判が良さそうだから買ってみようかなぁという気になるもんです。
今までの広告というものは、あくまで一方向性のコミュニケーション手段でしかなかったのですが、上記に挙げたポータルサイトは正に「双方向性のコミュニケーション手段」ではないかと思っています。いずれにしても、テレビCMの今後の在り方には目が離せません。