時と場合によりけり

本日のキムタケさんのエントリネット有名人vsリアル有名人:テレビは見ないがネットは使うでは、最近の若い方たちはテレビよりもネットを重視する傾向にあるようです。以前、梅田望夫さんのblogでも話題になっていましたが、世代間ギャップにより、生活様式が大きく変化しつつあるというものです。キムタケさんのエントリでも、

確かに、テレビの視聴率は全体として落ちてきており、「テレビを見ない若者」という存在が無視できない規模に広がっているようです。だからこそ、テレビを通じた世論形成は弱くなっているのでしょう。「テレビは見ないが、ネットは使う」という人びとの動向を、メディア論としても、マーケティング論としても、注視してみていきたいと思います。

確かに、テレビのコマーシャルを見て商品を購買しようとすることよりは、ネットでのクチコミなどで判断することもあろうかとは思います。しかしながら、購買層は様々であり、ジャパネットたかたなどのテレビショッピングなどを見て購買したり、みのもんたのお昼のワイドショーを見て、主婦の方々がその翌日に商品を買いに行くという行為も実際にはまだまだ存在するのです。テレビとネット、形式は違えど、購買パターンは同じではないかと思います。一種の群集心理というやつですね。
ただ、キムタケさんご指摘のとおり、今後購買層の主軸となるであろう「テレビを見ない若者」を軽視することはマーケット・インの観点から鑑みてもよろしくないことは事実であると考えています。今後は、テレビコマーシャルもやりつつ、ネットを有効利用して販促活動していく方向にシフトしていくことがトレンドであり、かつコスト削減・効果的なマーケティング手段であることは否めない事実ではないのでは、と思っています。