本当にやりたかった職業は?
昨日の[ゴーログ]憧れの職業に見る「人生塞翁が馬」で、私のエントリ公務員はもはや「安泰」な職業ではないを取り上げてくださったので、ちょっと補足、というか、私の小学校〜高校の頃になりたかった職業について書かせていただきます。
小学生の頃は、現ソフトバンクホークスの王監督に憧れて、リトルリーグに入って野球漬けの日々を過ごしていました。プロ野球選手になれたらいいなぁ、なんて馬鹿な妄想を抱きつつ。。
しかし、現実世界は結構シビアで、中学校に上がると、大阪にはあのKKコンビ(桑田・清原)が既に世間を賑わせており、『こんなヤツラとまともに渡り合えないよなぁ』と早々に野球選手になる夢は捨て去りました^^;
私が通っていた学校は、いわゆる中・高一貫の進学校だったので、周りの友人達は、医者の息子やどこかのオーナー企業の息子だったりという、いわゆる上流階級の方々だったので、自然の成り行きとして、周りに影響されていきました。
中学校の頃はそれほど自我が確立されていなかったせいもあるのですが、漠然と、『医者かコンピュータ関係の職業に就けたらいいなぁ』なんて考えていました。
医者になりたい、というのはモチロン周りの影響が大きかったのですが、コンピュータ関係の職業については、当時Apple社のAppleⅡが発売された頃で、『なんてCoolなデザインなんだ!しかもグラフィック対応でゲームが創れるよ!』というわけで、コンピュータ(というか、ゲームなんですがorz)に次第にのめり込んでいきました。
当時のパソコンマニアの間では有名だった、I/Oという雑誌を毎月購入して、はじめの頃は掲載されているゲームのソースコードを打ち込んで、ゲームを動かして遊んでいたわけですが、『ゲームクリエーターもありじゃないかなぁ』なんて頭の片隅にありました。
しかし、これも現実は甘くなくて、ちょうど高校生の頃に、ゲーム業界の方であればご存知であると思いますが、『ドアドア』の作者で有名なチュンソフトの中村光一氏が颯爽たるデビューを果たしました。
『同じ高校生で、こんなすごいヤツがいるなんてorz』というわけで、ゲームクリエーターの夢も早々に崩れ去ったわけです。
そして残る選択肢として、「医者」の道があったのですが、学費の面で私立には行けないということで、国公立を目指したわけです。
国公立の医学部は、それはもう超難関です。へたすると東大理一よりも難しいところもあるわけですから。
国語・英語・数学・社会は得意科目だったのですが、肝心の理科(物理・化学)がまるでダメorz
今にして思えば、生物を選択科目にしておけばよかった(実は、「生物」は好きだったので)のですが、理系受験生の選択科目の王道パターンは「物理・化学」だったので、それにしがみついてしまったわけです。
二浪してまで医学部に行くべきかどうかさんざん悩んだのですが、家の懐事情も考えて、結局ツブシが効くかなぁと勝手に判断して、工学部に進学したのです。
就職活動の時期に、とあるシステムインテグレータのコマーシャルを観て、『この仕事ってカッコイイかも!』と勝手に思い込み、最終的には某システムインテグレータの門を叩くことに相成ったわけです。
私のあくまでも個人的な見解ですが、システムエンジニアだけはやめておいたほうがよいです。
結構泥臭い仕事で、徹夜はアタリマエの世界ですし、相当体力に自信がないとやっていけません。
また、最新のトレンド(技術動向や社会情勢)を常日頃キャッチアップしていかないと生き残っていけない厳しい世界です。
運用系のオペレータでマッタリしたいというのであれば別ですが、高給取りにはなれませんね。しかも、ルーティンワークの毎日で、面白い仕事だとはとても思えませんし。
話は飛躍しますが、下請けのソフトハウスなんかに入ってしまったらもう大変です!
元請の業者からの理不尽な要求を飲まなければいけませんし、オイシイところは全部元請に持っていかれますから(姉歯さんみたいに)。
この階層構造は、今世間を賑わせている建築業界と結構似ています(正確にいうと、必ずしも同じわけではありませんが)。