三洋電機の今後の行方
私は元々関西出身なので、三洋電機の存在自体は慣れ親しんではいたのですが、どうしても「松下電器の子会社」というイメージが常につきまとっていました。
実際に、家電の量販店に行ってみるとよく分かるのですが、Panasonic、SONY、シャープなどはブランド戦略が明確に打ち出されているので、殆ど値引きされていないのが現状です。
(SONYは最近凋落の一途を辿っていますが・・・)
しかしながら、マイナーブランドと化してしまった三洋電機は、かなり値引きされて店頭に並んでいるという哀しい事実があります。
白物家電はNationalには太刀打ち出来ず、AV機器もPanasonic、Technicsなどのブランドの壁に塞がれて、影の薄い存在であることは否めません。
そうした中で、ブランドとして生き残っていけるカテゴリとしては、環境関連製品(最近CMでヘビーローテーション中の乾電池)や携帯端末といったところでしょうか。
話は変わりますが、以前、私は監査法人系のコンサルティング・ファームに所属していました。
以前のキムタケさんのご指摘のとおり、会計事務所はコンサルティング業務をかなりの割合で、飯のタネにしていたという事実は厳然として残っています(現在は、改善されつつあるようですが)。
[フィナンシャルi] 存在感を増す監査法人では、中央青山監査法人による厳正な監査があったとのコメントが記されています。
おそらく、中央青山監査法人は、あのカネボウ粉飾事件を期に、組織体制の見直しがなされ、健全な企業体質に変貌を遂げたのでしょう。
これは非常に喜ばしい傾向だといえるのではないでしょうか。
この件により、監査法人の信用も高まっていくことでしょう。
監査法人による適正な会計監査が行われることにより、財務諸表の完全性が担保されるわけですから、株主は安心して経営を任せることができるというものです。