株式会社フィナンシャル代表木村剛氏、朝日新聞の報道にコメント
元旦早々に、朝日新聞が総務大臣竹中平蔵氏の懐刀である木村剛氏に関するスクープを読んで、一瞬度肝を抜かされました。
木村氏が会長の日本振興銀、親族会社に1億7千万円融資(asahi.com)
一方、木村剛氏は自身のブログ上で、[ゴーログ]あけましておめでとうございます:1件の貸し出しで20人の生活に貢献する!というエントリで、朝日新聞に対する報道内容の矛盾について指摘されている。
キーポイントとして、以下のコメントが今後の問題点となってくると思われます。
「情実融資」の段階を超えて、過度に有利な条件を提供して融資をしたりしますと、善管注意義務違反になったり、忠実義務違反を構成したりしますし、銀行の利益にならない行為の場合は特別背任罪に問われるわけです。これは、「違法融資」にあたります。
「違法融資」と判断された場合、小泉内閣の中枢である竹中氏の失脚というストーリーが見えてくるのですが、これにより誰が恩恵を受けることが出来るかということを考えてみると、朝日新聞に何者かがガセネタ?をリークした可能性はなきにしもあらずです。
アームスレングス取引という耳慣れない専門用語が出てきたので、ちょっと調べてみました。
アームスレングス取引(by exBuzzWords)によりますと、
アームスレングス取引とは、互いに腕が届く状態ということから、互いに対等な立場で行う取引のことを意味する。転じて、アームスレングスという言葉は、客観的な、第3者間の公正な、などといった意味合いで用いられることが多い。
という意味の取引らしいです。
紙面では、如何にも木村氏が親族企業に対し、「情実融資」を行ったのように思わせる取引図が掲載されており、素人がこれを見ると勘違いしてしまう可能性は高いです。
もし仮に、「情実融資」を行っていないことが判明した場合、朝日新聞はどのような責任をとるのでしょうか。
昨年も朝日新聞はでっち上げ記事を書いて世間の顰蹙を買ったことは記憶に新しいところです。
未だにこのような「でっち上げ体質」が抜けきっていないのではないか、と勘ぐらざるを得ません。