BRICsばかり注目浴びてますが・・・

どうやら経済界ではBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)ばかり注目されているようですが、1/18のエントリでも触れましたように、EMAIAも注目に値するのではないかと個人的には考えています。

EMAIAも、経済圏としてはBRICsと被る部分は往々にしてありますが、中国に関しては、果たして拡大基調に入るのかというと、個人的には??な考えを持っています。

[フィナンシャルi] BRICs 06年も拡大基調では、中国経済について楽観的な意見が述べられています。

確かに、北京オリンピックや上海万博など、インフラ整備により一時的には内需の拡大が見込まれるでしょう。しかしながら、将来的には以下のような理由により、中国経済は衰退するのではないか、と個人的には考えています。

まず、一番の問題点は、中国の国力の低下です。

年末にNEWSWEEKを読んでいて、中国の大学乱立による学力低下に関する記事が目に留まりました。

ご承知のとおり、中国は知財関係については無頓着な国です。また、8億以上の人口を抱えながら、ノーベル賞の受賞者は殆どいないのが現状です(優秀な人材は米国に流出してしまっているという哀しい現実があります)。

実際に、中国の大学関係者はこの現状に苦慮しているそうです。

ところで、話を元に戻します。

現時点では、中国経済は拡大基調にあるといえなくもありませんが、かつての日本のように、バブルではないかという一部の識者の意見もあります。

なぜならば、現在の中国経済を支えている主要因は、外資系企業によるものです。

安い労働力があるからこそ、外資系企業はこぞって中国に参入するのですが、知財関係を改めないと、これらの外資系企業が撤退しないとも限りません。

今後の中国政府の対応如何では、バブル崩壊もありえるのではないか、と個人的には考えます。