サイレンが鳴っても気づかないこともある〜その2〜

8/30のエントリの続きです。とある男性向け週刊誌を昨日たまたま読んだのですが、そこには「暗証番号神話の崩壊!」というセンセーショナルな見出しで、キャッシュカードやクレジットカードのスキミング被害に関する記事が掲載されていました。
遡ること10年くらい前になりますが、○○銀行を舞台とした口座の資金移動に関する詐欺事件というものがありました。

電子計算機使用詐欺被告事件、名古屋地裁平七(わ)四三○号・六○四号、平9・1・10刑四部判決、有罪(確定)
本件は、不動産仲介を目的とする会社及び石油類の小売りを目的とする会社を経営している被告人Aと、医療機器関係の会社及びコンピューター関係の人材派遣会社を設立したものの、いずれも倒産し、平成四年ごろから携帯電話の販売業を営むも、度重なる倒産で多額の借金を抱えていた被告人Bが、他の二名と共謀の上、○△が運営する銀行アンサーシステムを悪用し、虚偽の振込送金情報を与え、合計十六億三○○○万円を、共犯者の経営する会社及び被告人らの知人の口座に送金させた事案である。

これを期に、暗証番号が暗号化されるに至ったのですが、キャッシュカードやクレジットカードは中国系マフィアなどの組織的な犯罪組織により、大々的なスキミングを行うに至っているのです。これらにより得た資金は、彼らの資金源となっています。
スキミングによるカード偽造等の現状について(福井県警)
クレジットカードは犯罪の格好のターゲット-クレジットカードを使う際の注意点-(security-joho.com)
それにも係わらず、当の銀行やクレジットカード会社はずさんな対応のままです。
我々は、タンス預金として自分自身の手で資産を守らなければならないのでしょうか?