萌え市場は侮れない?

〜「オタク層」の市場規模推計と実態に関する調査〜(野村総合研究所)の消費動向調査によると、いわゆる「オタク」市場は約2,900億円もの規模を占めるらしい。キムタケさんの本日のコラム口うるさい消費者と手厳しい目利きを納得させられるか?でも、この調査結果について私見を述べられている。
実際に、ここ数年前から、「萌え〜」をキーワードにした書籍や学習ソフトウェアが売れているのは肌感覚で実感できます。本屋さんにも、いわゆる「萌え系」といわれる書籍の類です。たとえば、小難しい法律知識を分かりやすく解説したものであるとか、学習ソフト系などです。これは明らかに、「秋葉系」のマーケット層を意識してのことだと思います。
Amazon.comでも「萌え」で検索すると200件も出てきます。かくいう私も、
萌え萌えうにっくす!UNIXネットワーク管理ガイド―PC UNIXネットワーク管理日々の疑問に萌えの一手 Linux & FreeBSD Network Management」(ISBN:4839909555)
を購入しました。表紙のイラストは、正直言ってひいてしまいますが、本の中身は実は結構しっかりしています。
萌える英単語もえたん」(ISBN:4915540707)という本も、一時期話題になりました(レベルはともかくとして、楽しく学習できる単語集としては画期的ですね)。
実際に、現在の秋葉原を歩いてみると、いわゆる「秋葉系」をターゲットにしたお店がたくさんあります。昔のジャンク屋さんのイメージからは明らかにかけ離れています。時の移り変わりには逆らえませんが、古き良き時代の「秋葉原」は何処に行ってしまったのか、正直言って残念です。