報道のあり方について

古田選手会長の奔走もむなしく、オーナー側との交渉も物別れとなってしまい、結局最悪の事態を招いてしまいました。オーナー側の「老害」さはなんとかならんのか、と怒り心頭です。旧態依然とした、悪しき慣習を正して頂きたい、と切に願います。一方、選手会
側も、野球を愛するファンの皆さんがいるからこそ、高い年俸を貰ってプレーを続けられているのだ、という認識を持ってもらいたいと声高に訴えたい気分です。
そうでないと、益々少年達の野球離れは加速する一方でしょう。
2日間の経済損失は37億円(毎日新聞)
12球団被害20億円、来週末も決行なら60億円(夕刊フジ)
経営側に妙案なし 次回交渉は22、23日か(共同通信)
にもありますように、経営側(オーナー側)は、真剣に経営再建を考えているのか、と疑いたくなってしまいます。バブル時代絶頂期に、某企業がメセナ活動の一環として美術品の買占め(単に資産価値があったので買い占めていたと思われる)じゃあるまいし、プロ野球を真に理解している方がオーナーの椅子に座るべきではないでしょうか?正直言って、野球のルールすら知らない方がオーナーの椅子に座り続けるなど、言語道断です。今更になって、「経営側に妙案なし」はないでしょう。「思考停止」も甚だしい限りです。野球ファンとしても、今回の騒動ははっきり言って残念です。
キムタケさんの昨日のエントリ沖縄にみた報道と真実のギャップ[BLOG of the Week]にもありますが、テレビから流れてくる映像は、多くの場合、「真実」のごく一部、あるいは、視聴率をupさせるために、「情報操作」している場合が多々あるようです。特に、アメリカの場合は、マス・メディアを通じて「情報操作」すると効果的であるようです。ケネディ元大統領が当選できたのも、マス・メディアを有効活用したおかげだと言われています。依然として、マス・メディアが我々に与える影響は図りしれないものがあります。いわゆるスクープ報道も、実は元々ネタを握っていて、頃合を計って流すと効果テキメンだからです。インターネット上に流れる「玉石混交」の情報もそうですが、受け手である我々は、これらの情報が本当に「真実」であるのかを、きちんと見極めてる必要があるのではないでしょうか?「真実」は「当事者」にしか所詮は分かりえないのですから。