都心の狭いスペースを時空間で有効活用

今日のキムタケさんのコラムでは、発想次第でスペースは有効に活用できるが取り上げられています。これによりますと、狭いスペースを有効活用した新規ビジネスがポツポツと出始めているようです。先日、知人が経営している六本木のとあるBarに行ったのですが、その店のコンセプトが非常に面白いのです。初めて聞いた言葉なのですが、「チルアウト・ラウンジ」というそうです。いわゆる、癒し系の類です。
普通、Barといえば夜間営業するというのが、一般的な考えであるかと思うのです(実際、私もそのように思っていました)。しかし、その店は、昼間はボードゲームやリラクゼーション器具(マッサージチェアやアロマ用品など)を用意し、お客さんはボードゲームアロマテラピーに没頭するのです。そうすることにより、溜りに溜まったストレスを解消することができるようです。
一方、夜になるとガラリと趣向を変えて、店内を白いカーテンで仕切り、まるで「隠れ家」的な雰囲気を醸し出しています。経営者の趣味だと思うのですが、演出が実に心憎いのです。深海に包まれたような心地よさがあり、時が経つのも忘れてしまうほどです。勿論、通常のBarのようにお酒も出てきますし、たまにイベントもやられているようです。
このように、昼夜で趣向を変えることにより、異なる客層を惹きつける経営センスには正直感服しました。狭いスペースでも、発想次第で新しいコンテンツを生み出すことにより、新たなビジネスが創出されるのですね。