ネットの世界は輪廻転生

本日恒例の「Words of the Blogger」は、あ〜あ、ネットの世界なんて所詮こんなものというタイトルで、「こにのつぶやき」さんのブログが紹介されております。
私も、パソコン通信時代からのヘビーユーザーなので、その辺の事情よーくわかります。
技術は多少進歩して、インターフェースは随分変ったのですが、根本的には何も変っていないと思うのです。所詮、これらのツールを扱うのは、我々生身の人間ですから。
唯一、大きく変った点として言えるのは、ネットに参加するような方々が爆発的に増えたことぐらいでしょうか?
パソコン通信」時代は、いわゆる「ヘビーユーザー」達による「サロン」的な雰囲気がありましたが、現在では、様々なコミュニケーション媒体が存在します。
掲示板から始まり、ブログの爆発的な普及、そして、SNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)の出現です。
尤も、掲示板サービスは、「匿名性」を良いことに「誹謗中傷」「罵詈雑言」の嵐なので、書き込むつもりは毛頭ありません。また、「ネチケット」や社会の一般常識も欠けているので、殆どの書き込みは「便所の落書き」程度だと思ってもよいでしょう。
ところで、話を転じると、現在、日本の主要なSNSの会員数は10万人前後だと言われています。Googleのエンジニアが開発したOrkutから飛び火して、現在日本では、GREEmixiというSNSサイトが「パソコン通信」の代りのような「サロン」(グループやコミュニティなど)を形成しています。
実際に参加してみると分かりますが、インタフェースは異なるものの、「パソコン通信」の「フォーラム」と何ら変わりはありません。ユーザーインタフェースが多少変った程度です。しいて言えば、参加者のうち、「大学生」「IT関連企業」「人材紹介会社」の方々が多くを占めているといってもいいのではないでしょうか?
ただし、これらSNSは現在大きな問題を抱えていると個人的には考えています。
一番の問題点は、やはり「個人情報」の管理が十分になされているか、という点です。
特に、GREEというSNSは元々個人が始めたサービスですので、個人情報保護対策が十分になされていない、というのが現状です。今後、SNSが飛躍的に発展するためには、まず、「個人情報保護対策」を十二分に行う必要があるのではないか、と思います。
そうでなければ、ユーザー達はこれらのサービスから離脱していくことでしょう。
追記:9/27付けの「日経ITPro」で個人情報保護に関する「SecurityCheck」が紹介されています。一読をお勧め致します(購読は無料ですが、会員登録が必要となります)。
個人情報保護法を理解する〜その歴史的経緯と実践のためのガイドライン集〜(日経ITPro)