ダイエーに残された道

本日のキムタケさんのエントリでは、ダイエーの粘り腰には呆れるばかりというタイトルで、ダイエーの粘り腰体質に対して苦言を呈されております。
かつては、名経営者と謳われた中内功氏により、圧倒的な売上げを誇っていたダイエーですが、もはや時代の趨勢に取り残され、イトーヨーカ堂イオングループに押されっ放しです。本来であれば、即刻市場退場するのが筋なんでしょうが、ダイエーとの取引先があまりにも多すぎるのと、市場に対する影響度が大きいので、経済産業省も無碍に見殺しすることも出来ないから、あえて「自主再建」という言葉でお茶を濁しているんじゃないかと勝手に考えています(実際のところは定かではありませんが、色々と利権が絡んでいるのではないでしょうか?)。
キムタケさんは、

全くもっておっしゃるとおり。何が「民にできることは民に」だ! 本日は、産業再生機構が設定した締め切りの日。サッサと当たり前のことを当たり前にやってもらいたいとつくづく思います。とはいえ、ここは不思議の国日本ですから・・・。果てさてどうなることやら。

と述べられていますが、我々庶民の知らないところで色々なことが勝手に決まってしまう日本政府ですから、致し方ないのかもしれません。とはいえ、現在のダイエー経営陣のままだと、本当にリストラ(店舗削減・統廃合)→「社員は路頭に迷う」の最悪のスパイラルを招いてしまうのは間違いないでしょうね。
追記:
どうやらダイエー産業再生機構の活用を拒否する模様です。
ダイエー、機構活用を拒否 民間主導で再建探る 臨時取締役会(産経新聞)