監査法人もいよいよ転換期に突入?

先日のキムタケさんのエントリ監査法人力士の憂鬱を読んでみて、改めて考えさせられました。実際、監査法人は、被監査先である企業と「なれあい」「なあなあ」の関係であってはならないはずです。
一方、監査されるはずの企業・団体も、粉飾決算の片棒を担がせるようなことはあってはなりません。
これらを防ぐには、お互いに相互牽制する体制を常に保つことが肝要なのです。
ただし、人間というものは惰性の生き物なので、同じ部署で同一業務を長年やっていると、ルーティンワーク化してしまい、それが当たり前のように思ってしまいがちです。
これらを避けるために、通常はローテーションをすることにより「なれあい」体質を払拭するのですが、つい「面倒くさい」とか「同じ奴にやらせておけば楽でいいや」と考えてしまって、ローテーションを行わない例も多いらしいです。
これでは、その本人も新しい能力が身につかず、企業にとっても大きな損失となります。
監査法人も、それを利用する企業・団体もいまその転換期に来ているのではないでしょうか。古い慣習から脱皮することにより、お互いが相互牽制しあうことにより、よき関係を構築していけるのではないか(あくまでも理想論ですが)、と思う次第です。