マスコミの中の人も大変なんですね

本日のキムタケさんのエントリで、[トラックバックランキング] 「ガ島通信」のジャーナリズム論が取り上げられています。マスコミ内部の実情を吐露されており、組織人としての辛さがひしひしと伝わってきます。ガ島通信さんのトラックバックの一部を拝読させていただいたのですが、本当はもっと書きたいことがあるけど、それ以上書いてしまうとバッシングされてしまうので、なんとか問題にならない範囲で書かれているんじゃないかと推察致します。「査定制度」の導入に関しても、一般企業で多く採用されていますが、なかなかうまく機能していないようです。色々な査定手法があるようですが、大体は外資系の人事コンサルティングファームなどから薦められたメソッドを利用しているみたいです。この制度も、うまく使うことが出来れば「めでたしめでたし」なんですが、「査定」する側の人間がこのような制度を理解できていないと、部下との間に「軋轢」が生じることもありますし、「えこひいき」してしまって、まともな「査定」が出来ていないのが現状のようです。いずれにしても、「組織社会」で生きていくには、「出る杭」にならないように「ひっそりと」生きていかねばならない、という窮屈かつ旧態依然な体質がいまだに残っているということが、マスコミ業界にも当てはまるということのようですね。
最後に、「行政批判を考える」の中で、言い得て妙だったのが、

アホなカン違い記者よりも、カスミガセキの行政マンのほうが狡猾で頭もいいのです。

の一文です。国家一種試験に合格するぐらいのキャリア官僚の方が、マスコミ記者よりも一枚も二枚も上手であるということなんですね。何せ彼らが実質的に「国家」を運営しているのですから、敵うわけもありません。これは致し方がない事実です。