ついにバブル期の収益を更新

昨日の各メディアの発表によると、メガバンクの税引き後利益が軒並みバブル期のそれを更新らしい。

特に、三菱UFJグループの利益はトヨタ自動車のそれを上回ったとのことで、金融不安は払拭されたに違いない(と思われます)。

一方、地方銀行の実態はどうでしょうか。

地方銀行トップの横浜銀行は確実に収益を上げているし、昨日の日経新聞の報道によると、ほくほくFGと基幹システムの統合を発表しているので、大手の地方銀行による弱小地方銀行の囲い込みは更に続くものと思われます。

話を転じて、海外でも注目されている優良企業の実態はどうでしょうか。

トヨタ、キャノンなどもメガバンクと同様に株価を軒並み更新しています。
これは主に海外の投資家による「買い」が主要因だと言われています。
なぜかというと、日経平均株価と為替動向を調べてみると明らかでしょう。

日経平均株価の上昇はとどまるところを知らない(今後の動向を要注目ですが・・)が、為替相場は未だに「円安基調」です。

これは恐らく、海外投資家によるトヨタ、キャノンなどの優良銘柄を買い漁っているという背景によるものでしょう。

ところで、木村剛氏の昨日のエントリに平成電電に騙されるな!:あせらず、ゆっくり、分散投資というものが掲載されていました。

平成電電は、やたらとテレビCMを垂れ流していたので、内心「胡散臭いなぁ」と思っていたのですが、案の定、経営破たんしてしまいました。

他にも「胡散臭い」と思われるテレビCMがたくさんあるので、「テレビCMを流している企業だから安心!」という短絡的な発想は非常に危険です。

実際にこれらの株を購入する際には、ビジネスモデルの妥当性とIR情報を入念にチェックすることが肝要なのではないでしょうか。

また、有名人をCMに起用しているからと言って、それだけで「この会社は大丈夫だ」と安易に考えるのは甚だ危険です。

なんと言っても、マスメディアは「情報操作」が得意ですから・・・